junos を一気に version up するとき、特定のバージョンを経由しないと upgrade できませんという罠があります。
たとえば j2320 の場合。 10.1から12.1にあげるために10.4 , 11.4 を経由していかないと 12.1にあがってくれません。パッケージの中でBSDのファイルの一部を中途半端に入れ替えたりしています。
ついでに入っている CFカードの容量によっては、10.1に10.4を入れようとしても入らなかったりします。そんなときの技として外部メディアを使うという手があります。
root@chi-labo-j2320> reqest system snapshot partition root-size 3G config-size 50M factory as-primary media usb
USBは4G以上あるとして、適当な値ですが root-size とか config-size を指定します。 root はパッケージを2つ以上入れたりするので大きめに。残る容量は data partitionにしてくれたりするのであまらせないのもあり。オプションはこれでよいのかなぞですが media usb は必須です。
root@chi-labo-j2320> reqest system reboot media usb
これでusbからbootします。as-primaryつけるとCFだと removeable-cf からの起動をしてくれますがusbでは 内蔵CFが優先されます。
usbで立ち上げているときに容量があるならupgradeにつかうファイルを全部/var/tmpにcopyしておきます。 そして 10.4, 11.4と順番に software add をしてインストールしていきます。rebootも忘れずに。
一式終わったところで容量を見ると内蔵CFに収まりません。 request system storage cleanup をしても足りない。ということでbackup (1世代前のjunos)を消します。
root@chi-labo-j2320> reqest system software delete-backup
これで容量的になんとかなるので内蔵CFに対してsnapshotを仕掛けてあげます。