ネットワークの話をしていくときに知っていると便利なモデルです。
OSI参照モデルという国際標準化機構 (International Organization for Standardization, ISO)が作った 開放型システム間相互接続 (Open Systems Interconnection ,OSI) というプロトコルの為の標準です。
7階層に分かれていますが、事実上の標準(Defact Standard) である4階層の TCP/IPモデル … 別称ダーパ(Defense Advanced Research Projects Agency, DARPA)モデルが実装となります。それなのにエンジニアとかいう人々はOSI参照モデルのレイヤーで話を進めるので厄介。だれが推したのやら。
対向(通信の相手先)と途中で、同じ層 ( Layer ) では同じプロトコル( protocol : 通信規約 )を使わないと通信が成り立たないものの、層単位で丸ごとの入れ替えが可能。例えば、物理層が光であっても銅線であってもデータリンク層はそのままでよく、ネットワーク層でIPv4を使っていたものをIPv6に挿げ替えたりすることも可能。アプリケーションを作る人はアプリケーション層と直接下にいるトランスポート層が分かっていれば良いです。
- 上位の層の通信の為には下位層の通信が成り立っていないといけない。
- 下の層へ渡すことを カプセル化 といい、上の層へ渡すことを 非カプセル化 という。
- カプセル化の際には下位層でヘッダやらトレイラーが追加され、非カプセル化の際にはそれが除去される。
- 上位層に下位層の情報を埋め込んだりすると不具合が出たりするケースもある。

Encapsulation and Decapsulation